

豆菓子の味は、素材の良し悪しで決まります。
私たちはその時々で最も状態の良い豆を自分たちの目で見極めています。
粒の大きさ、形、乾燥の状態を厳密にチェックし、私たちの基準を満たす納得のいく粒だけを買い付け。
ごまかしの効かないシンプルな菓子だからこそ、素材の選別には一切の妥協を許しません。
仕込みの要となるのが、豆の水分含有量を調整する「うます」という工程です。
まずは豆を丁寧に水で洗い、そのまま代々受け継がれてきた伝統的な木箱へ。
木が持つ自然の性質が、豆に含まれる水分を絶妙な加減で整えてくれるのをじっくりと待ちます。
この「待つ」時間が、煎り豆の仕上がりを左右する大切な準備となります。
最後を締めくくる火入れは、すべてが手作業です。
豆のはじける音や立ち上る香りのわずかな変化を感じ取り、その「一瞬」を見極めながら、最適な火加減で一気に煎り上げます。
機械のタイマーでは決して出せない、手作業ならではの香ばしく、ふっくらとした食感を生み出しています。